UEL 株式会社(以下 UEL)は、プレス金型設計の効率化とプレス成形時の不具合発生の事前検
知を実現する「XDaevr SCRAP‐FALLING(クロスダイバースクラップフォーリング)」 V2.0
を本日から販売開始します。
本製品は、プレス製品の加工時に発生する端材(スクラップ)の落下動作を、設計データを活用
して早期段階から検証できるソリューションです。スクラップが金型内に詰まったり想定通りに
落下しなかったりすると、金型の破損や量産ラインの停止など、重大なトラブルにつながる恐れ
があります。UEL は、本製品を通じて、金型設計段階からスクラップの落下挙動を可視化し、ス
クラップの落下不良に起因するトラブルの未然防止を支援します。
V2.0 では、問題が発生しやすいスクラップを数値で比較しやすくする評価機能の開発と、シミ
ュレーション前の準備作業工数を削減する機能改善を実施しました。これにより、落下しにくい
スクラップの早期特定と対策検討が進めやすくなり、データ準備作業の負荷を軽減します。
開発の背景
スクラップの落下不良への対応は、従来、現場の熟練作業者の経験や試行錯誤に依存するケース
が多く、設計段階で十分に事前検証することが難しい課題でした。そこで、UEL はこの課題を解
決するために、設計者が設計段階からスクラップのさまざまな落下挙動を確認して、設計品質を
改善できるように「XDaevr SCRAP-FALLING」を開発しました。
V2.0 では、「落下不良の発生率が高いスクラップを特定したい」、「データ準備にかかる手間を
減らしたい」といったお客さまの声に応えるため、評価指標の可視化と運用負荷の低減に重点を
置いた開発に取り組みました。

「XDaevr SCRAP-FALLING」V2.0 の特徴
・落下結果を定量的に把握できる評価機能
各スクラップの落下成功率を一覧表示できるようになりました。これにより、設計変更によって
スクラップの落下成功率がどの程度向上したかを把握しやすくなり、設計変更前後の比較や、重
点的に対策すべきスクラップの絞り込みが容易になります。
・データ準備工数を削減する入力機能の改善
V2.0 では、「XDaevr SCRAP‐FALLING」の検証データとして、複合面のスクラップデータを活
用できるようになりました。3D 金型設計では、基本的にはスクラップの立体データを作成しな
いケースも多く、V1.0 ではシミュレーション前にスクラップを立体化する追加作業が必要でし
た。
複雑なスクラップ形状の場合、立体化作業に 1 時間以上かかる場合もありましたが、V2.0 では
スクラップに自動で板厚を付けて立体化する機能を開発し、スクラップを立体化する前処理作業が
不要となったことで、データ準備にかかる工数を大幅に削減し、よりスムーズなシミュレーショ
ンが可能となりました。
今後の展開
UEL は、今後もお客さまのニーズに応じて「XDaevr SCRAP-FALLING」の機能をさらに改善し、
金型製作のリードタイム短縮に貢献します。また、XDaevr ブランドを通じて製造業向けのソリ
ューションを拡充していきます。将来的には、製造業界にとどまらず、新たな市場への展開も視
野に入れ、XDaevr シリーズを UEL の事業基盤の一つへと成長させるとともに、お客さまの発展
と DX に貢献します。
以上
関連URL
UEL がゲーム開発環境を用いて開発する XR アプリケーションブランド「XDaevr」
※XDaevr は、UEL 株式会社の登録商標です。
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