お客様事例
お客様事例
2018年2月5日公開
自動車ボディ開発支援として、ホワイトボディ、フレームアッセンブリ製作を得意としている試作企業が、長年使用してきた3次元CADのサポート終了にともない、新システムの選定と移行を実施。CADmeisterを選定したことで、CAD工程の作業スピードをおとすことなく移行を完了。さらに海外拠点へもCADmeisterを導入することで、作業スピードが格段に速くなった。
株式会社アーク 3D AUTO事業本部は、半世紀にわたる試作部品製造の経験を生かし、設計検討からアッセンブリまでお客様のボディ開発を支援している。独自の生産管理システムをベースに、設計支援から納品まですべての工程を社内で一貫して行っている。
試作事業では、車体軽量化のために適用が拡大しているホットプレスに対応。試作メーカーでは他に例をみない鋳鉄製造の内製化、寸法精度見込み技術の強みを活かし、高品質・短納期を実現している。
少量生産事業では、試作工法固有のレーザー設備、板金技能を活用し、多種多様で自由なデザインのプレス製品に対応している。
新システム選定の重点ポイントは、海外拠点にも展開しやすいシステムであり、
サポートの安心感があるシステムであること。
「ホワイトボディは約500点におよぶプレス部品を順次溶接し、最終的に1台に組み上げます。
我々の仕事は、お客様から開発段階の部品データを授受し、技術部門が決めた工程にあわせた金型をCADでモデリングすることから始めます。
試作はスピードが命です。
CADの入替えがあったとしても、仕事のスピードと作業効率をおとすことなく移行する必要があります。
長年使用してきたCADCEUSに代わる新システムの選定を始め、新システムに期待することは様々ありました。
他のCADも検討したのですが、最終的な決め手はこれまで蓄積してきたCADデータが使え、移行がスムーズにできること、そして何よりサポートの安心感でした。」
「今は15台すべてにCADmeisterを使用しています。
その後、海外拠点であるフィリピンのデータデザインセンターにもCADmeisterを導入し、現地スタッフによる金型モデリングを行っています。」
操作性が良くなり、作業効率も向上。
海外拠点にも導入したことで、連携が強化。CAD工程の作業スピードが格段に速くなった。
「CADmeisterに移行したことで、データ交換の操作性や変換精度が良くなり、作業効率が上がりました。
お客様から授受したデータの入力、型モデリング終了後シミュレーションにかけるための出力が簡単になりました。
また、グループの階層化機能など、バージョンアップごとに使いやすくなっていますね。」
「コマンド配置のカスタマイズが便利です。
自分が使いやすい並び順にレイアウトして使っています。
Easy系モデリングコマンドは、視覚的に確認しながら検討できるので操作しやすいです。」
「フィリピンのデータデザインセンター含めシステムを統一できたことで、連携が強化されました。CAD工程の作業スピードも相当あがっています。」
より精度良く、より短納期に向けて、
PRESS-FORM-EX 負角自動解消機能に期待。
「車体部品への高張力鋼板(ハイテン材)の使用率が高まっており、試作段階から量産性の織り込みとして、スプリングバックの見込みを加える必要があります。現在は解析システムを使ってモデルに見込みを加えていますが、その際、負角が発生してしまう場合があります。そこで、CADmeisterの負角箇所を自動で解消する機能(PRESS-FORM-EX)のトライアルを始めたところです。負角が解消されれば工数削減につながるので期待しています!」
「担当営業の方は話しやすく、いつも協力してもらっています。ありがとうございます。」
「コールセンターに問合せをすると、すぐに対応してくれます。時間を要する時には、途中経過を報告してくれるので助かっています。」
「より直感的に使える、わかりやすい操作性を期待しています!」
2017年12月取材
※記載の会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。
※自治体・企業・人物名は、取材制作時点のものです。